「きずな」と名を変えて気仙沼市へ送られるブロンズ像=東松原町の東海館

 ■サバソニ実行委が搬出協力 光ケ丘保養園に設置

 東日本大震災の大津波で彫刻家重岡建治さん(81)=伊東市在住=の作品が流出した宮城県気仙沼市の病院に、重岡さんの作品が再び設置されることになった。伊東温泉観光・文化施設「東海館」(東松原町)に展示されていたブロンズ像「十字のピエタ」で、このほど「サバーソニック&アジロックフェスティバル」実行委員会メンバーが協力して搬出作業を行った。

 重岡さんによると、「十字のピエタ」は1970年代、ベトナム戦争終盤の作品。聖母マリアとキリストを描き、「慈愛」を表現した。40年ほど前、気仙沼市の光ケ丘保養園に設置したという。

 同園の60周年記念に合わせ、再び設置されることになった。高さは1・1メートル、台座は1メートル。今月中に現地へ送る予定で、希望により「きずな」に名称を変更したという。

 搬出に伴い、東海館には別の重岡さんの作品が置かれた。

 【写説】「きずな」と名を変えて気仙沼市へ送られるブロンズ像=東松原町の東海館