田植え作業を手伝う旅館組合員(左)=伊豆市修善寺の桂谷地区

 ■生産者らと田植え

 伊豆市の修善寺温泉旅館協同組合(浅羽一秀理事長)は28日、9月から行う「新米キャンペーン」で連携する農事組合法人グリーンファーム桂谷の田植え作業を手伝った。キャンペーンは今年が9年目。提供する米の量が当初約120俵だったのに対し、昨年は約450俵に増えるなど、徐々に定着して好評を得ている。

 同法人は、温泉場奥に広がる桂谷地区の生産者組合。安心安全なおいしい米作りを追求し、減農薬や品質などにこだわった特別栽培米を育て「桂流(けいりゅう)コシヒカリ」のブランド名で販売している。

 田植え作業には、浅羽理事長をはじめ組合員5人が協力。苗を積み込んだり、機械を操作したりして汗を流した。9月には収穫作業も手伝う。

 キャンペーンは、生産者の自家消費で余る分量を分けてもらう形で実施。生産者、旅館ともにメリットがあるため連携を続けている。JA伊豆の国も参加している。昨年は初めて、地元産のワサビも加えて「わさび飯」を朝食に提供するサービスを開始。「ワンランク上の朝食を味わえた」と好評だった。

 今年のキャンペーンは9月9日~12月10日。浅羽理事長は「1年を通じて地元産のおいしい米を提供できることが理想で、少しずつ進めていきたい。栽培している田園風景を宿泊客に楽しんでもらう企画なども考えたい」と話した。

 【写説】田植え作業を手伝う旅館組合員(左)=伊豆市修善寺の桂谷地区