ワサビのおろし方を教わり、実践する参加者たち=伊豆市の修善寺総合会館

 ■9月開始イベント向け

 伊豆市や市内農業者、飲食店、旅館などで構成する「伊豆の食を語る会プロジェクト」は18日、修善寺総合会館でワサビについて学ぶ「伊豆食材アカデミー」を開いた。地元の旅館関係者約30人が集まり、3月に日本農業遺産に認定されたワサビの性質を学んだ。

 9月に始まる「修善寺桂流コシヒカリの新米とわさびキャンペーン」に向けた講習会。宿泊客に“わさび飯”を提供する内容で、旅館関係者が客に特産のワサビについて説明できるよう開いた。

 JA伊豆の国の職員や生産者が、保存方法、おろし方、ワサビを使った料理レシピを教えた。生産者の鈴木敏彦さんは「ワサビは上部が香りが良く新鮮。ゆっくり柔らかく、円を描くようにおろす」と説明した。

 同じく生産者の飯田哲司さんはワサビを使ったメニュー5品を紹介。納豆に刻んだ茎ワサビとおろしたワサビを加えたメニューは好評で「からしとは違った風味が出る」「茎ワサビがネギのような食感。おすすめしたい」といった声があった。

 県のワサビは「静岡水わさびの伝統栽培―発祥の地が伝える人とわさびの歴史」として日本農業遺産に認定され、世界認定を目指して申請を進めている。キャンペーンは9月9日~12月10日に開催。今年はJTBと協力し、新たにわさび田の見学と収穫体験を盛り込む。

 【写説】ワサビのおろし方を教わり、実践する参加者たち=伊豆市の修善寺総合会館