今月末まで特別公開されている大日如来坐像=伊豆市修善寺の修禅寺宝物館(許可を得て撮影)

 伊豆市修善寺の修禅寺(吉野真常住職)は30日まで、「大日如来坐像特別展観」を同寺宝物館で開き、重要文化財に指定されている同寺の本尊を一般に公開している。今年は33年ぶりに像の修復を行ったため、例年より期間を延長した。

 大日如来坐像は高さ約104センチ、膝張り73センチのほぼ等身大。ヒノキの寄せ木造りで、目には水晶がはめ込まれ、漆箔(うるしはく)が施してある。“幻の仏師”とも呼ばれる鎌倉時代の実慶作で、1993年に重要文化財に指定された。平素は本堂須弥壇に安置され、毎年この時期の10日間だけ特別公開している。

 今年は6月から、京都市の公益財団法人美術院国宝修理所で修復作業を受けた。剥落した表面の金箔や漆などの貼り直し、変色部分の修正、台座と光背の補強を行った。同寺は「修復を終えたご本尊をぜひ見てほしい」と話す。

 公開時間は午前8時半~午後4時。拝観料300円。

 【写説】今月末まで特別公開されている大日如来坐像=伊豆市修善寺の修禅寺宝物館(許可を得て撮影)