たも網で捕まえたトビウオに満足そうな笑顔を見せる家族連れ=伊豆市の土肥港

 伊豆市の土肥温泉旅館協同組合(野毛貴登理事長)は6月、毎年恒例のイベント「海のお宝体験! トビウオすくい」をスタートした。人気を受けて今年は初めて、従来の週末のみの開催から規模を拡大し、平日も海に出られるようにグレードアップした。連夜、普段味わえないダイナミックな伝統漁法に観光客らが挑戦し、楽しみながら奮闘している。

 夜間の沿岸で船上の明かりに集まるトビウオをたも網ですくって捕獲するのが醍醐味(だいごみ)。3日は埼玉県川越市、三重県、富士市、三島市から家族連れを中心に子ども−大人計12人が参加。水面を泳いだり、勢いよく飛び跳ねたりするトビウオを約1時間半にわたり、協力して狙った。終盤にかけて次々捕れると、「やった!」「こっちにもいるよ!」と喜び、歓声が上がった。

 場所を変えながら漁を続け、約35匹を捕獲して帰港。小学4年の息子と5歳の娘を連れて川越市から参加した石井成則さん(46)、奈美さん(43)夫妻は「トビウオの元気の良さにびっくりしたけれど、網で捕まえるたびに、すごく興奮した。子どもたちも最初は慣れなかったようだが、うれしそうな笑顔が見れて来て良かった」と満足そうに語った。

 30日まで毎晩実施する。完全予約制。出港は午後8時、帰港は9時半ごろ。最少催行人数は10人で、体験料は大人3千円、小学生2千円。未就学児は千円。

 問い合わせは同組合〈電0558(98)0523〉へ。

 【写説】たも網で捕まえたトビウオに満足そうな笑顔を見せる家族連れ=伊豆市の土肥港