韮山城籠城戦を再現した立体模型などが並ぶ企画展示=伊豆の国市郷土資料館

 ■共同で企画展 立体模型や資料

 伊豆の国市立中央図書館2階にある「市郷土資料館」で7月30日まで、県立韮山高文芸・郷土研究部と同館による共同企画展示が行われている。同部が研究している「韮山城攻防戦」を再現した立体模型や資料が並び、訪れた人たちの目を引いている。

 韮山城は小田原北条氏の祖・北条早雲が築いた伊豆支配の拠点的城郭で、天正18(1590)年の豊臣秀吉の小田原攻めの際、3カ月にわたる攻防戦に耐えた。

 同部との共同企画展示は初めてで、攻防戦の模型は2種類を展示した。一つは連合国軍総司令部(GHQ)撮影の堀の跡が残る航空写真の上に、当時の布陣を再現。もう一つは市冊子「韮山百年の計」付属の地図を利用し、韮山城や豊臣軍の付城を等高線で示した。横から見ると、付城が城より高いのが分かるのが見どころという。いずれも部員たちが制作した。

 韮山城跡で発掘された市所蔵の万能の器とされる「かわらけ」や刀のさやにさした装飾の小道具「笄(こうがい)」なども並べた。攻防戦について部員たちがまとめた冊子も配架している。

 同館は「来年は北条早雲没後500年に当たり注目されているテーマ。レプリカではなく全て本物の他の展示品も楽しみながら、見てもらいたい」と呼び掛けている。

 入場無料。開館時間は午前9時~午後4時半。毎週月曜日と6月は23~29日が休館。問い合わせは同館〈電055(876)5678〉へ。

 【写説】韮山城籠城戦を再現した立体模型などが並ぶ企画展示=伊豆の国市郷土資料館