■豊岡市長「中止の考えない」

 NPO法人グラウンドワーク三島(小松幸子理事長)と市民団体・三島駅南口の整備を考える市民の会(渡辺豊博代表)は23日、三島駅南口東街区再開発事業の中止と見直しを求める4項目の要望書を豊岡武士市長に提出した。豊岡市長は「中止の考えはない」と回答した。

 要望は(1)財政破綻を誘導し市民に負担を強いる事業を「中止」して根本的に見直す(2)見直して「市民総意」の計画を作る(3)地下水の流動性を検証する環境アセスメント調査の実施(4)「回遊性」あるまちづくりと富士山の眺望保全、を挙げた。事業の影響を危惧した環境、市財政の2署名運動3763人分を提出した。

 小松理事長が「水の都・三島の魅力的で住みやすい居住環境と豊かな水辺自然環境を守り、未来を担う子ども達に引き継ぐため」と趣旨を説明した。続いて渡辺代表が各項目の理由を読み上げた。

 この中で(1)は市の支出61億円による財政破綻を危惧。市庁舎も含めた公共施設の建て替え総額や市債を挙げ「財政規模、経済効果を考えても過大投資」と訴えた。(2)は市民討論会の開催(3)は3年以上の調査(4)は集客施設の集中化による商店街の影響を懸念した。

 豊岡市長は現状までの経過を説明した後「説明会やホームページで市民に情報発信し、議会で審議、議決した。事業協力者が決定後にも説明会を開いて意見、要望を聞きたい。要望には今後、回答したい。賛否あるだろうが今日まで走ってきた」と話した。

 提出後の意見交換が白熱し、豊岡市長が床に座り込み、中止しないとの決意を示すなど騒然とする場面もあった。