江戸を代表する北斎、広重の版画が並んだ浮世絵展=三島市の佐野美術館

 ■「視点の違い楽しんで」

 浮世絵の「北斎・広重競(くら)べ―江戸にあそび、街道をゆく―」が10月14日まで、三島市の佐野美術館で開かれている。江戸を代表する絵師の約150点が来館者を楽しませている。

 多くが大阪の和泉市久保惣記念美術館所蔵。葛飾北斎、歌川広重が描いた東海道の風景版画を並べ、違いを見比べることができる。「江戸にあそぶ」「東海道をゆく(日本橋―京都)」「富士をゆく」の3部構成。

 北斎、広重をはじめ鈴木春信、東洲斎写楽、喜多川歌麿などの江戸を代表する絵師の作品も展示した。三島宿を扱った13点や三島信用金庫所蔵の「三嶋宿風俗絵屏風(びょうぶ)」もある。

 来館者は「日本橋でも構図が違う」「間近で初めて見た」とのぞき込むように見ながら当時を思い浮かべた。美術館は「見比べ、視点の違いを楽しんでほしい」と来場を呼び掛けている。

 学芸員のギャラリートークを10月13日午後2時、浮世絵版画の刷り体験を毎週土曜日午前10時から行う。参加費は200円。

 午前10時~午後5時(入館は午後4時半まで)。木曜日は休館。入館料は大学生以上千円、児童・生徒500円。

 問い合わせは同美術館〈電055(975)7278〉へ。

 【写説】江戸を代表する北斎、広重の版画が並んだ浮世絵展=三島市の佐野美術館