「紅ほっぺ」と「きらぴ香」の食べ比べを楽しむ来場者たち=伊豆の国市の韮山時代劇場

 ■2品種の味楽しむ

 伊豆の国市特産のイチゴをPRする「伊豆の国いちごまつり」(実行委員会主催)が12日、韮山時代劇場を会場に開かれた。静岡県発祥の品種「紅ほっぺ」と「きらぴ香」の食べ比べコーナーが人気を集め、次々と訪れる親子連れや子どもたちでにぎわった。広場ではダンスやバルーンパフォーマンスなどの多彩なステージを繰り広げ、花苗や野菜、グルメ屋台にも長い列ができる盛況ぶりだった。

 700人分を用意した食べ比べには、開幕と同時に続々と観光客や市民らが集まった。一粒ずつほお張った後、紅ほっぺときらぴ香で気に入った方を選び、シールで“投票”した。函南町から、妻と子ども3人と一緒に訪れた男性会社員(38)は「家族で仲良く味比べができるのが楽しい。甘さの違いもよく分かった」と感想を語った。

 紅ほっぺは果実の中まで赤くてこくがあり、きらぴ香はなめらかな肉質や香りに特徴がある。現在、同市内では148人が生産に関わり、県内有数の産地となっている。内訳は9割が紅ほっぺで、1割がきらぴ香という。

 飯田寿夫実行委員長は「県内トップクラスの生産量を誇る。丹精し、自信を持って育てたイチゴのおいしさ、素晴らしさをぜひたくさんの人に知ってもらいたい」と話した。

 前日開いた伊豆地区イチゴ品評会、同市施設そ菜(トマト・ミニトマト)品評会の表彰も行い、100円以上の寄付でイチゴ1パックを配る「いちごチャリティー」も好評だった。

 【写説】「紅ほっぺ」と「きらぴ香」の食べ比べを楽しむ来場者たち=伊豆の国市の韮山時代劇場