公開を再開した旧上野家住宅の内部=伊豆の国市四日町

 伊豆の国市四日町の県指定文化財「旧上野家住宅」がこのほど、公開を再開した。蛭が島公園内にある江戸時代中期の田方平野の農家様式を残した建物で、屋根を修理するために1年近く公開を中断していた。

 建物面積の4割を占める土間があり、右側には板敷きの広間、座敷、納戸の3室が連なる。土間と広間の境に大黒柱、広間と座敷・納戸の境に小黒柱があり、いずれも棟まで伸びて屋根を支えている。平屋建てでは珍しく、江川邸の主屋と同じ古い形式となっている。

 市の歴史民俗資料館として活用しており、内部に民具や農具の一部を展示している。市文化財課は「無料で見学することができるので、ぜひ一度足を運んでほしい」と呼び掛けている。

 開館時間は午前9時半~午後3時半。水曜日休館。問い合わせは同課〈電055(948)1428〉へ。

 【写説】公開を再開した旧上野家住宅の内部=伊豆の国市四日町