修善寺温泉の成り立ちや歴史などを説明する加藤さん(左から2人目)=伊豆市修善寺

 ■成り立ち、歴史、文化学ぶ

 伊豆半島ジオガイド協会は3日から、「修善寺温泉街ジオツアー」を伊豆市内で行っている。「温泉街に海底火山の痕跡と文人たちの足跡を探る」と銘打ち、修善寺温泉の成り立ちや関連する歴史、文化を学びながら温泉街を巡る。5日まで1日2回行う。

 大型連休の10日間連続で行っているツアーの一環。伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」を出発し、独鈷(とっこ)の湯公園や修禅寺、5カ所の橋、赤蛙(がえる)公園、温泉管理施設などを巡る。

 初日午前は近隣や大阪から5人が参加し、加藤健司さんがガイドを務めた。加藤さんは「桂川が海底火山の地層まで浸食したことにより、温泉が出た。修善寺温泉の範囲は非常に狭く、温泉が出たのは奇跡」と解説。仏具で岩をたたいて温泉を湧き出させたという弘法大師の伝説との関連も説明した。

 ハリストス正教会が修善寺にある理由、夏目漱石や芥川龍之介ら滞在した文豪のエピソード、温泉を管理するシステムなども紹介。「ジオは地質や地形がベースで、その上にどんな文化ができたかを調べる。修善寺は温泉によりまちの文化を紡いできた」と説明した。

 伊東市から参加した女性は「地形と文化の話が重なり合って楽しい」、長泉町の男性は「勉強になった。部活で来られなかった息子に教えてやりたい」と感想を語った。

 4、5日は午前10時~正午と午後2~4時に行う。参加費は大人1500円、小中学生500円。希望者はジオリアへ。

 【写説】修善寺温泉の成り立ちや歴史などを説明する加藤さん(左から2人目)=伊豆市修善寺