カーネーションが結んだ縁で締結した協定書を披露する三木学長(右)と相馬町長=河津町役場

 ■教育など幅広く協力

 河津町と青山学院大は28日、連携協力に関する協定を締結した。同大は「母の日」を日本に紹介しカーネーションを贈る習慣を広め、同町は全国有数の産地。カーネーションが結んだ縁で教育、文化、町づくりなどの分野で幅広く協力していくという。

 本部・キャンパスがあり、同町と防災協定を結んでいる東京都渋谷区が橋渡しをして実現した。町役場で行われた締結式には三木義一学長、相馬宏行町長、横山宥久教育長らが出席した。

 あいさつで相馬町長は「少子高齢化を見据えた町づくりを進めていく上で、地域社会の発展や人材育成など、さまざまな分野で協力していきたい」と語った。三木学長は「キリスト教系大学で世界で2番目に美しいといわれるが、緑はあってもほかの色彩に乏しい」とキャンパスの現状を紹介。職員と学生で花壇整備を進める中で渋谷区の計らいによって連携にこぎ着けたとし「関係を大切にしていきたい」と話した。

 両者は包括的な連携の下、教育・文化の振興、人材育成、魅力ある地域づくり・町づくりなどで協力していく。手始めに5月の「母の日」に合わせ、同大付属幼稚園で河津産カーネーションを活用した体験活動を行う。同大の特徴を生かした児童・生徒の英語力底上げ、同町での学生のボランティア活動、フィールドワークも今後検討する。

 同大と地方自治体との連携協定は11都市目。同町は初めての大学との協定となった。

 「母の日」とカーネーションのプレゼントの普及は、明治時代から昭和初期にかけて同大で教員を務めるなどした米国人女性宣教師3人の功績とされる。

 【写説】カーネーションが結んだ縁で締結した協定書を披露する三木学長(右)と相馬町長=河津町役場