アウトリガーカヌーを体験する住民や観光客(最後尾でホラ貝を吹くのが金子さん)=南伊豆町の弓ケ浜沖

 ■「国際大会出る人出したい」

 南伊豆町湊のデューク金子さん(54)が、弓ケ浜でアウトリガー(舷外浮材付き)カヌー普及に取り組む団体「バー・ジャパン」を立ち上げた。初の活動としてこのほど、体験会を開催し集まった住民や観光客と湾外へこぎ出した。今後定期的に体験会を開き、カヌーと弓ケ浜の魅力を伝えるという。

 体験には20人ほどが参加し、湾の内外を航行した。金子さんはアウトリガーカヌーの本場ポリネシアの人のような衣装に身を包み、ホラ貝を吹きながら指導した。東京都目黒区の40代男性は「安定感があり簡単にこげた。またやってみたい」と話した。

 アウトリガーカヌーは船体の片方に浮きが付いたカヌーで、太平洋の島々で外洋航海に使われた。金子さんは2016年、同カヌーの国際大会「ハワイキヌイ・バー」に、大会史上初の日本人チームの一員として出場した国内第一人者。弓ケ浜の環境に引かれ15年に移住した。「弓ケ浜はすぐ太平洋に出られる。ハワイの海と同じ。外洋航海の訓練には最適の場所」と語り「地元の人に知ってもらい、南伊豆から国際大会に出る人を輩出したい」と展望を描いた。

 【写説】アウトリガーカヌーを体験する住民や観光客(最後尾でホラ貝を吹くのが金子さん)=南伊豆町の弓ケ浜沖