住民が設置した建設に反対する看板=南伊豆町上小野

 南伊豆町上小野で小型風力発電施設の建設計画が持ち上がっている。計画を進めるのは相模原市の橋本電設(橋本雄吾代表取締役)。地元の上小野区(小島治哉区長)は騒音や景観悪化への不安から反対運動を行っている。同社は公式ウェブサイトで17日現在、同地と同町蝶ケ野で「発電所建設中」としているが、本紙の電話取材に対し「たまたま取得した土地の活用で小型風力の話があっただけ。サイトの記述は削除する。現在計画はない」と話した。

 上小野の現場は墓地の裏山でかつてごみの埋め立て地があった。小島区長によると計画が分かったのは今年1月で、業者からの説明がなかったことから同月に区役員会で反対を決議。住民説明と計画中止を求める要望書を送付し、反対の看板を予定地近くへ設置した。小島区長は「青森県横浜町は町独自の建設ガイドラインをつくった。南伊豆でも同様の規制ができないか」と町の対応にも期待した。

 同社は要望書を受け区長へ書面を送付。書面によると「現時点では早急に事業を進める予定はない」「事業を進める意向は1年以上先」で設置するのは「太陽光設備、もしくは小型風力」とする。小型風力の場合は「プロペラ式ではない」とし、景観に応じた配色で騒音は5デシベル程度だという。「進める時期の数カ月前から区長を含め、住民説明会を開く」と理解を求めている。小型風力発電は20キロワット未満の発電設備で、大型のものと比べ売電価格が高くなる。

 【写説】住民が設置した建設に反対する看板=南伊豆町上小野