22日をもって閉鎖した松崎青果市場=松崎町道部

 松崎町道部にある「松崎青果市場」が、22日のせりを最後に閉鎖したことが分かった。関係者は「売り上げの減少などにより、市場を維持していくことが困難になった」と説明し、すでに市場に関わりのあった出荷(生産)者などには、張り紙や電話などを通じて連絡を済ませたという。

 関係者によると、同市場は半世紀近くの歴史を持ち、松崎、西伊豆をはじめ伊豆半島を中心に県内各地から出荷(生産)者が集まっていた。毎週水曜日、日曜日を除く毎朝せりを行い、同市場から運ばれた季節の野菜や果物などが各地のスーパー、商店などに並んだ。

 今回、市場の維持が困難になった背景には、出荷(生産)者だけでなく、小売業者などの高齢化が深刻化している点も、大きな要因になったとみられる。

 関係者によると7月までに数回の取締役会を重ねたが、結局、市場閉鎖の方向性は変わらなかったという。

 閉鎖後初めての月曜日となった24日は、これまでの精算をしに訪れた生産者の姿などが見られた。以前から、年間を通じてかんきつ類を出荷している男性は「急な話だったので驚いた。自分を含め、他を探さないといけないし、困る人も多いのでは。自分としては、(せり市場の特徴でもある)現金収入がなくなってしまうのが一番の痛手と感じている」と、戸惑うように語った。

 【写説】22日をもって閉鎖した松崎青果市場=松崎町道部