秋季合宿の稽古で汗を流す参加者=下田市横川の観音温泉

 世界各国に100以上の道場と約3800人の門下生を抱える天道流合気道・天道館(本部・東京都世田谷区、清水健二管長)は14~16日、40年以上続く秋季合宿を今年も下田市横川の温泉旅館・観音温泉で行った。日本や欧州、中南米などから約100人が参加し、併設された武道館で稽古に励んだ。

 武道家であった同旅館先代との縁がきっかけで続く恒例行事。心身の鍛錬と国境を超えた門下生同士の交流が狙い。

 参加者は、2、3人一組で受け手と仕手に別れて技を掛け合い、受け身をするなどして汗を流した。時折、気迫のこもった掛け声が道場内に響き渡った。稽古後は温泉につかりながら楽しげに語り合った。ベルギー出身で東京都在住のエリック・デラージュさん(60)は「稽古後の温泉が楽しみ。美しい風景も広がっていて素晴らしい」と笑った。

 清水管長は「人や自然、食事など素朴な中に輝くものがたくさんある」と下田で合宿を続ける理由を語り「日本だけでなく世界各地の参加者にも、そうした良さを分かってほしい」と話した。

 【写説】秋季合宿の稽古で汗を流す参加者=下田市横川の観音温泉