プロジェクトの提案に耳を傾ける土屋副知事ら=下田市の道の駅・開国下田みなと

 ■賀茂地域の未来考える

 賀茂地域の未来のまちづくりを考える「つながろうプロジェクト」(下田青年会議所主催、県賀茂振興局・伊豆半島創造研究所共催)のプレゼンテーション大会が18日、下田市外ケ岡の道の駅・開国下田みなとで開かれた。県賀茂振興局が今年3月に策定した「賀茂地域の将来像」を踏まえ具体案を提案した。

 プロジェクトは、市町の垣根を越えた青年世代の交流を深め、人口減少や経済基盤の沈下といった地域の課題解決につながるネットワーク構築が大きな目的の一つ。

 地域内の若手経営者や市町職員など約70人が参加。9月2日の講演会とワークショップの後、地域内4カ所でワークショップを行った。「観光」「交流」「職場」の3グループに分かれて議論を深め、それぞれ具体案(施設・機能)をまとめた。

 具体案は、各グループとも、津波浸水区域外で伊豆縦貫道の下田北インターチェンジ(仮称)が開設される下田市箕作地区に、1万平方メートルの敷地内に防災機能を備えた施設を整備することを前提に考えた。

 このうち、「観光」グループは「シェアリングキッチン付き100%賀茂地産市場」をコンセプトに加工場、体験型フードコート、直売店の3機能から成る施設を提案した。「フードコートでは、直売店で購入した商品や自分で持ち込んだ魚なども調理してもらうことができる」などと説明し、施設面積、建設費用、収支計画、災害時の活用方法なども示した。

 大会には土屋優行副知事や各市町の首長らが臨席した。土屋副知事は「ワーク・ライク・バランス(賀茂地域将来像のビジョンワード=個人個人が好きな生き方を実現できる地域)をベースに、それぞれ食と仕事の両方を考えたすばらしい提案だった。ただ、これで完結ではない。今後も『賀茂の青年は一つ。全ては賀茂地域のために』という価値観を忘れずに頑張ってほしい」と講評した。

 【写説】プロジェクトの提案に耳を傾ける土屋副知事ら=下田市の道の駅・開国下田みなと