3年ぶりに阿弥陀窟内に入り三尊像を拝む参加者=南伊豆町手石の阿弥陀洞

 ■暗闇に光る仏像拝む

 伊豆七不思議の一つである南伊豆町の「手石の阿弥陀窟(あみだくつ)」に15日、3年ぶりの渡船が出た。町内外の3人が参加し、海食洞内に船を乗り入れ暗闇に光る阿弥陀三尊像を拝んだ。

 阿弥陀窟は太平洋に面した海食洞で入り口は幅3メートル、高さ5メートルほど。隙間から差し込んだ日光が奥の壁を照らし、3体の仏像が鎮座しているように見えるとされる。江戸時代から信仰を集める名所だが潮が引いた波の穏やかな日しか入れず、海況が整うのは年間10日程しかない。

 渡船は町議の谷正さんが企画した。小稲港を出発し、文覚上人や祐天上人が修行したとされる海岸を見学しながら洞窟に向かった。中に入ると三つの光が浮かび上がり参加者は手を合わせた。谷さんは「16日には天候が悪化するのでギリギリだった。拝めたのは運がいい」と話した。

 【写説】3年ぶりに阿弥陀窟内に入り三尊像を拝む参加者=南伊豆町手石の阿弥陀洞