南海トラフ地震で最大33メートルの津波が想定されている狼煙岬を船上から視察する防災関係者=下田湾

 ■災害対応力強化を協議

 防災関係機関の連携強化と情報共有を目的とした「賀茂指揮官会議」が25日、下田市で開かれた。賀茂6市町、県出先機関、陸上自衛隊、海上保安部、警察、消防などから約40人が出席。船上視察で下田湾の津波想定高を確認した後、賀茂危機管理庁舎で災害対応力強化について協議した。

 船上視察は、津波高を示した写真パネルと、実際の現場を見比べ、その規模を実感した。南海トラフ地震では、下田湾南側の狼煙岬で33メートル、道の駅・開国下田みなとで15メートルの最大津波高が想定されている。

 会議では、南海トラフ地震の賀茂地区の被害想定、自衛隊の配備計画、県広域受援計画、道路啓開方針などを示し、意見交換した。

 今後の課題としては▽道路啓開に7日を要することを念頭に置いた防災対応▽災害本部などの重要施設、救護病院などの代替施設や通信手段の確保▽道路や航路啓開に必要となる重機や船舶、燃料の調達方法―などの課題が示された。

 指揮官会議は、土屋優行副知事が主導し、2015年度から賀茂地区独自に開催している。

 【写説】南海トラフ地震で最大33メートルの津波が想定されている狼煙岬を船上から視察する防災関係者=下田湾