過ぎゆく夏を楽しむ海水浴客=下田市の吉佐美大浜海水浴場(26日午前11時ごろ)

 ■猛暑と台風影響 暑すぎ「敬遠」も 白浜大浜は8月、4万人減か

 8月最後の週末を迎えた25、26の両日、天気に恵まれ、賀茂地区の海水浴場には多くの遊泳客が繰り出した。一方、今シーズンの海水浴客は、猛暑と台風の影響で前年を下回るところが多いようだ。賀茂地区では26日、海水浴場の多くが今シーズンの運営を終えた。

 前日に続き快晴・猛暑となった26日、海水浴場は過ぎ行く夏を惜しむかのように多くの遊泳客が繰り出し、早朝からパラソルの花が咲いた。

 一方、今シーズンは三つの台風(7月下旬の12号、8月上旬の13号、8月下旬の20号)の影響に加え、暑すぎて逆に敬遠され、海水浴の人出は伸びなかった。

 誘客力で伊豆最大、下田市の白浜大浜海水浴場の入り込みは、概算で7月が前年並みの6万人、8月は前年比4万人減の23万人程度になる見通し。

 管理する原田区の土屋雅夫区長は「台風の影響で遊泳禁止が4日間あった。7月の台風で熱海ビーチラインが通行止めとなっていた影響もあるのではないか。若者が減り、外国人が増えた」と振り返る。

 多々戸浜、入田浜、吉佐美大浜の吉佐美3海水浴場も、台風による高波の影響が大きく、前年を下回る見通しだ。道家博行吉佐美区長は「駐車場、売店の売り上げとも落ちている。駐車場(吉佐美大浜)が満車になったのは7月の3連休中日と旧盆の13日ぐらいだった」と話す。

 須崎半島の付け根に位置する外浦海水浴場では、遊泳禁止はなかったが「気温が高すぎて期待外れ」(長池政和区長)だった。7月の台風で海藻が大量に打ち上げられ、処理に苦労したという。

 下田市内9海水浴場のうち、白浜大浜、外浦、多々戸浜、入田浜、吉佐美大浜の5海水浴場は26日、夏期対策(監視や設備など海水浴場として受け入れ態勢)を終了した。

 九十浜と鍋田は、既に20日で終了。白浜中央と田牛は31日まで運営する。ただし、白浜大浜と吉佐美3海水浴場は、遊泳客の安全に配慮し、9月2日まで監視員(ライフセーバー)を付ける。

 南伊豆町湊の弓ケ浜海水浴場は、奥村豊区長によると例年よりやや減少したという。7月下旬から混み8月12~15日は駐車場が満車になった。一方で荒天が多く、スプラッシュウオーターパークは19日を最後に早期終了した。奥村区長は「花火大会などにぎわうときに台風が来てしまった」と話した。海水浴期間は31日まで。

 【写説】過ぎゆく夏を楽しむ海水浴客=下田市の吉佐美大浜海水浴場(26日午前11時ごろ)