非常用階段から利用者を避難させる職員たち=西伊豆町のヒューマンヴィラ伊豆

 ■夜間想定し避難誘導

 県が定める「社会福祉施設防災の日」の1日、西伊豆町宇久須の特別養護老人ホーム・ヒューマンヴィラ伊豆など県内7施設で総合防災訓練が行われた。施設と関係機関が協力し、避難誘導や消火訓練などに取り組み、連携の強化と防災意識の高揚を図った。

 ヒューマンヴィラ伊豆では、施設の職員と利用者約50人に加え、下田消防本部西伊豆消防署が参加。施設内の職員が最も少なくなる夜間に火災が発生したとの想定で、避難訓練に取り組んだ。

 夜勤者の職員4人が協力して利用者を誘導。「大丈夫ですよ」「慌てず行きましょう」と優しく声を掛けながら、非常用階段から外へ避難させた。通報により駆け付けた消防隊員は消火、所在不明者の捜索などを行い、職員と協力して避難誘導にも取り組んだ。

 佐藤友康施設長は「災害がいつ起きても迅速な対応ができるよう体制を整えていく」、夜勤者役の山本美智子主任は「訓練はいざという時のためのシミュレーション。本当の災害時に、しっかり行動できるよう対応を身につけていく」と話した。

 訓練には賀茂地域の介護施設職員らも見学に訪れた。

 【写説】非常用階段から利用者を避難させる職員たち=西伊豆町のヒューマンヴィラ伊豆