全国最優秀に輝いた和泉さん

 ■「農業女子、憧れの職業に」

 下田高南伊豆分校3年の和泉莉梨樺さん(下田中出身)がこのほど、第10回「全国農業関係高校エッセーコンテスト」(日本農民文学会など共催)の最優秀賞に選ばれた。「高校生カフェ」と銘打ち、地元農産物の料理でイベント出店を繰り広げた高校生活をつづった。

 和泉さんは農業を学ぶ傍ら、同級生3人と分校の野菜を料理し販売する計画を練ってきた。初出店は2年生の12月で下賀茂商店街に創作おでんの店を構えた。ブロッコリーなどを入れた異色メニューだったが、わずか30分で50食を完売した。

 下田市のナンズ・キッチンやあじさい祭でも活躍し、地元野菜と果物の魅力を伝えてきた。エッセーでは体験を踏まえ「農業女子として農業が持つ従来のイメージを変革し、農業を新鮮で未来へと希望が指し示す、憧れの職業に変えたい」と宣言する。

 和泉さんは卒業後、JA伊豆太陽に就職が決まっている。「栄養士になりたかったけど、地元の役にも立ちたかった。夢はたくさんありすぎる。おいしいと言ってもらえるものを作りたい」と明るく話した。

 コンテストには全国から31作品が寄せられ、作品は文学会機関紙「農民文学」320号に掲載された。

 【写説】全国最優秀に輝いた和泉さん