長嶋町長(左)に対する申入書を読み上げる土屋議長(左から2人目)=松崎町役場

 ■「誠意ある対応を」

 松崎町議会の全議員8人は4日、町が1日に発行し全戸配布した広報まつざき3月号の「町長室からこんにちは」の内容が議会軽視、議員への圧力と受け取れるとして、長嶋精一町長に連名の申し入れ書を提出した。同様の行為が今後ないよう、強く要請した。

 長嶋町長は同欄において「3月議会について」と題し、「来年度予算を上程する重要な議会。予算の議決は議員のみが有する権限であり、議決なくしては確定せず執行できません」と前置き。否決された場合の影響として▽補助団体の運営に影響▽乳幼児保育事業など各種事業の休止▽公共工事等に遅延が発生し、町内事業所の営業への影響−などがあるとした。

 議員たちはこの内容が議員に対する圧力で、議会軽視であると指摘。さらに、1月17日の第1回臨時会において道の駅・花の三聖苑の指定管理者に関する議案の趣旨説明で、議会に対する不適切な発言があり、31日の第2回臨時会で陳謝したにもかかわらず、広報を使った同様の行為から反省が感じられないとする旨を記した。

 申し入れ書は議員全員の連名によって作成した。町役場を訪れ、土屋清武議長が読み上げ、長嶋町長に手渡した。取材に対し、土屋議長は「今後の対応は町長に任せる。誠意ある対応を期待したい。互いに町民を第一に考え、話し合いを密に行いそれぞれの“持ち場”をしっかりと理解し、運営していくべきである」と話した。長嶋町長は「コメントは差し控える」とした。

 【写説】長嶋町長(左)に対する申入書を読み上げる土屋議長(左から2人目)=松崎町役場