敷根避難路の乳峰山広場入り口

 南海トラフ地震で甚大な被害が予想される下田旧町内の津波避難路として、下田市が整備を進めている「敷根避難路」の2018年度工事が完成した。市立下田幼稚園裏山から敷根の市道まで495メートル間がつながった。市道を経て広域避難場所の敷根公園に至る485メートル間を本年度事業で整備する。

 下田幼稚園の裏山は「乳峰山」と呼ばれ、以前は反対側の大安寺側しか上れなかったが、市が2013年度に幼稚園側から上の広場(ゲートボール場跡)に至る避難路を整備した。

 今回の事業では、この広場を起点に乳峰山を越え、敷根に至るルートと、その先から敷根公園に至るルートを開設している。

 中間の市道は400メートルほどあり、乳峰山広場から敷根公園までの総延長は1・4キロほどになる。

 避難路は、山間部に幅1・5メートルほどの道を開き、擬木の手すりや階段などを取り付けた。

 今回完成した敷根避難路は私有地であるため、市は「訓練以外の通行は控えてほしい」としている。

 この他、市はこれまでに旧町内の津波避難路を兼ね、下田小裏山の春日山遊歩道を経て、折戸と下田公園を結ぶ全長約1300メートルの遊歩道を整備している。こちらは遊歩道であるため、日常的な利用を歓迎している。

 【写説】敷根避難路の乳峰山広場入り口

 【図表】敷根避難路の周辺地図