鮮やかな緑色の大島桜の葉を摘み取る関係者=松崎町道部

 桜葉生産量日本一を誇る松崎町で、大島桜の葉が収穫シーズンを迎えた。町内の畑では農家らが摘み取り作業に汗を流している。

 町によると、町内には約40戸の栽培農家があり、年間出荷量は2500万枚。国内シェアの7割を占めている。大島桜は食感が良く、芳香成分クマリンが豊富で、主に桜餅などの和菓子に使用される。収穫した葉は約半年間塩に漬け込んだ後、出荷する。

 道部の松崎桜葉商店の畑では連日、7人が収穫作業に取り組んでいる。腰の高さほどに成長した木から、定められた規格12~17センチの葉を選別。さらに虫食いや傷みがないことを確認し、一枚一枚丁寧に手で摘み取った。

 今年は4月に気温が下がったことにより、収穫時期は例年より7~10日ほど遅くなったが、質・量ともに良いという。作業は8月末まで行う。同社の小泉邦夫顧問は「生産量を増やし、より多くの消費者に届けることで地場産業である桜葉産業を発展させていきたい」と話した。

 【写説】鮮やかな緑色の大島桜の葉を摘み取る関係者=松崎町道部